2013年1月27日日曜日

250円でラーメンが食べられる渋谷駅の袋麺屋で日清ラ王を食べてみた感想

渋谷駅の構内に250円でラーメンが食べられる袋麺屋という店がある。
インスタント袋麺の「日清ラ王 袋麺」のプロモーションが目的の店舗だ。
前々から気になっていたのでちょっと入ってみることにした。

メニューは2種類。醤油か味噌が選べる。両方共250円。私は味噌を選んだ。
店内にはいくつかあるモニターから「日清ラ王 袋麺」のCMがずっと流れている。
内容は何も知らされていないお客さんにラーメンを食べてもらい、それがインスタント麺
だと思うか否かを聞いてその生の反応を流すというもの。

5分くらい待ったところでラーメンが出来上がる。袋麺の他、チャーシュー、味玉、
もやし、ネギが入っている。

味はまぁまぁ。インスタント麺だというのを知らされているから面影は少しあるなというのは
わかるが、たしかにサッポロ一番などの一般的なインスタント麺と違って縮れ感はないし、
かなり生麺に近い食感はある。その技術はすごいと思うが、ただ、普通の生ラーメンを
限りなく再現したものなので、あくまで味は普通の生ラーメン。個人的には縮れがあろうが
なかろうが袋麺では中華三昧が最強だと思う。

ちなみに地味に味玉がうまい(笑)。チャーシューもまぁ普通においしい。これらの具材が
入っているだけでも250円は十分にお得な値段だと思う。


250円で利益が出るのかなんて意見もネットで見られたが、そんなものあるわけ無いと
思う。だって「日清ラ王 袋麺」のプロモーション目的の店舗だし。

ざっと計算してみても、まず人が厨房二人に整列係が一人で三人人員がいるわけですよ。
営業時間が10時から22時なので12時間に加え、前後1時間づつ準備・片付けがあるとして、
時給1000円だと考えても1000円x14時間x3人で42000円。人件費だけでこれ。

一方売上は、作るのに5分かかるから1時間でさばけるのは12杯。同時並行で2杯づつ
さばけると考えても24杯。これで昼と夜のピークが2時間づつあると考えても98杯。
残りの8時間でピーク時の合計と同じくらい売り上げると仮定したら1日の販売量なんて
せいぜい200杯程度なわけですよ。つまり250円x200杯で5万円くらい。

だから人件費を賄うだけでもトントンで、これは材料費や場所代、ガス・電気代を
考えていないから、これらを考えれば赤字なのは自明。

でもあくまでプロモーション目的だから、場所代と材料費くらいでプロモーションが
できるなら全然ありなのではないかと思う。この店で食べるまでこの商品のクオリティ
を全然知らなかったし。

まぁ結論としては、いつまでこの店があるのかは知らないけど、企業が商品の
プロモーション目的でやっている店だからコスパ的にはお得という感じです。

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