2013年2月19日火曜日

アマゾンの日本国内での年間売上


アマゾンは日本で上場していないので、売上の規模がどのくらいなので、今まで一切
わからなかったのだが、2013年1月30日に提出されたSEC Fillingの中で日本国内の
売上を明らかにしたようだ。

アマゾンSEC FilingsのAnnual Filings
Annual report which provides a comprehensive overview of the company for the past year

上記2つ目のリンクの72ページに冒頭の画像の内容が記載されているが、
アマゾンの日本国内の売上(カッコ内は2013年2月19日の為替相場の93.73円を使用)は
2012年が78億ドル(7300億円)、
2011年が65億ドル(6100億円)、
2010年が50億ドル(4700億円)、
とのこと。

NHKのニュースでは「国内最大手の楽天を上回る規模であることが分かった」と書いているが、
これはちょっと比較の仕方がおかしくて、アマゾンは直販メイン、楽天はショッピングモール
なので出店店舗からの広告費用と手数料収入がメインになり、売上構造が異なる。
規模の比較をするなら売上ではなく、ショッピングサイト全体の取扱高で比較をすべき。

アマゾンの決算は1月から12月なので、期間を合わせて楽天の取扱高を計算すると、
楽天の2,012年1月から12月までのEC取扱高は1兆3894億円なので、アマゾンの約2倍だ。
現状ショッピングサイトとしての国内最大手は依然楽天ということになる。