2013年11月7日木曜日

エッグスンシングスのパンケーキがおいしくない理由:生クリームとホイップクリームの違い

原宿にやたら行列ができているエッグスンシングスというパンケーキ屋がある。これだけ行列が
できているならさぞおいしいのだろうと思い、前に1時間くらい並んで食べてきたのだが、全然
おいしくない。ここで有名なのは、画像の通り山盛りに盛られたクリームなのだが、これがねぇ・・
おいしくないのよ。これが一番の売りなはずなのにだよ!

なんでなのかなぁとずっと気になってたんだけど、このニュースを見てピンときた。
「コメダ珈琲店」も虚偽表示=委託製造のクリーム「自家製」
 中部地方を中心に喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を運営するコメダ(名古屋市)は7日、メニューで表示と異なる食材を使っていたことを明らかにした。2003年に発売したチョコレートケーキに使うクリームについて、委託先が製造したにもかかわらず「自家製」と表示。一部のコーヒーやココアでは、「生クリーム」としながら、植物油脂などを加えた「ホイップクリーム」を使用していた。
そう、なんとホイップクリームと生クリームは全く別の異なるもののようなのだ。知らなかった。
これはマーガリンとバターの関係に似ている。
バターは動物性脂肪を使い、マーガリンは植物性脂肪を使っているように、生クリームは
動物性脂肪を使っているのに対し、ホイップクリームは植物性脂肪を使っているのだ。

なるほど、エッグスンシングスのあのクリームは、少なくとも私の好きなショートケーキのクリーム
と同じものではない。あの濃厚でありながらも、ぬくもりを感じると溶けて消えてしまいそうな
はかなげな雰囲気は全くなかった。常温でも永遠に存在し続けられそうな感じのクリーム。

じゃああの生クリームではないクリームは一体何なのだ?調べてみたらこんなページが。
OKWAVE「エッグスンシングスのホイップは。。。」
回答者の一人はラードを使ってそうなスプレータイプのホイップクリームではないかと回答。
もう一人は、海外のEggs'n thingsのホームページのソース付きでホイップドバターだと回答。
http://www.eggsnthings.com/Menu/pancakea.htm
リンクが切れているので過去のページから引っ張ってきたのがこれ。
Our pancakes are so light, we have to weigh them down with dairy fresh whipped butter
and powdered sugar to keep them from floating.
ということで、たしかにホイップドバターを使っていると書いてある。じゃあホイップドバターって
何なのだと思って調べてみたけど、あんまりいい説明がなかった。ただ、言葉の通りバターを
ホイップしたものだと考えるとたしかにあのクリームの食感の説明が付く。そう、私のように
エッグスンシングスのパンケーキに盛られているアレを生クリームだと思って食べると、
全然おいしくないと感じてしまうことになる。あれはバターのたぐいと言ったほうが近い。

ただ、ただ、食べた感想としてはバターそのものでもない感じがするのよね。生クリームよりは
バターに近いんだけど、う~ん、私も質問サイトの回答者と同じでラードっぽいという意見。


まぁなんか散漫とした文章になってしまったがまとめると、
・エッグスンシングスのパンケーキは、並んだ割には全然おいしくなかった
・クリームには動物性の生クリームと植物性のホイップクリームがある
・エッグスンシングスのクリームは食感からして生クリームではなく、ホイップドバターとのこと

という感じ。