2015年6月15日月曜日

CD-RやDVD-Rなどでよくあるデータ用とビデオ用(録画用)の違いは何だ?

ネットでCD-RやDVD-Rを探していたら、データ用やらビデオ用やら録画用やらいろんな用語が
入り乱れていて、調べているうちに面倒くさくなってきてしまった。そんな私のような人のために、
このへんの違いについてまとめておこうと思う。ブルーレイディスクのBD-Rに関しても内容は
同じと考えて良い。

まず、CD-RやDVD-Rにはデータ用とそれ以外(ビデオ用とか録画用などと言われているもの)の
2種類がある。で、データ用以外のものに関しては、サイトによっていろいろな呼び方がされて
おり、わかりにくいのだが、それらを下記にまとめておこうと思う。すべて同じものだと考えて良い。
・ビデオ用
・録画用
・CPRM対応
・デジタル放送録画用

さて、この記事では上記の呼び名をわかりやすく「録画用」で統一して説明することにする。
データ用と録画用の違いを端的にまとめるなら、以下の3点に集約されるだろう。

・機能的にはデータ用と録画用はほぼ変わらない
・録画用は録画用途で使う前提で作られているため、私的録画補償金の金額が上乗せされており、データ用よりもちょっと高い
・ただし、デジタル放送の録画に関しては、コピー制限がかかっているため、CPRM対応の録画用ディスクでないと録画ができない

つまり、PCで使う分には私的録画補償金などという余計なものが含まれていないデータ用を
使うほうが、余計な費用を払わずに済むのでお得ということになる。カメラで撮った写真画像、
家庭用ビデオで撮った動画などを保存する場合もデータ用で問題がない。

唯一録画用を使う必要があるケースは、ダビング10やらコピーワンスなどといったコピー制限が
かかったデジタル放送を録画する場合だ。

ちなみにCPRMというのはContent Protection for Recordable Mediaの略で、日本語にすると
記録メディア用著作権保護システムということで、つまりはコピー制限のことになる。
このコピー制限のCPRMに対応していないデータ用のDVD-RやBD-Rではデジタル放送を
録画することはできないということになる。

なお、CD-RではDVD-RやBD-Rにおける録画用に相当するものに音楽用というものがある。
これはお察しの通り、私的録画補償金の金額が上乗せされているCD-Rのことなのだが、
コピー制限云々といったことは、特にCD-Rに関してはないので、CD-Rに関しては、
音楽用を使うメリットは何一つない。データ用をつかうべし。

ということでもう一度結論をまとめよう。
・録画用を使うべき唯一のケースはデジタル放送を録画するために使うとき
・それ以外はデータ用を使ったほうが私的録画補償金を払わずに済むため安く済むし、性能差もない

ということだ。調査に当たって下記を参考にしたので、さらに詳しく知りたい人は下記も
見てみるとよいだろう。
DVDやブルーレイディスクの「データ用」と「録画用」の違いとは?
DVD-Rのビデオ用とデータ用の違い
DVD「録画用」と「データ用」の違いって?