2013年1月20日日曜日

都心部で有効な雪かき・除雪の方法と道具をまとめてみた

東京は成人式に大雪が降る有様。雪国の人はきっと慣れているだろうから、
対応も慣れたものだろうが、東京は雪の頻度が年に多くても数回程度という感じなので、
ノウハウが浸透しておらず、人によって対応もまちまち。

問題は東京で雪を放おっておくと、アイスバーンになって長期に渡り転倒に注意しながら
歩かなければならなくなること。現に1週間たった今でも日陰等日当たりの悪い場所は
アイスバーンとして雪が残っています。

ということで、雪が降った後の対応、雪かき・除雪の方法や道具をまとめてみることにしました。

▼除雪に際して一番やってはいけない方法「お湯を撒く」
雪国では常識のようですが、Q&Aサイトの質問でも雪国出身者が相次いで反対しています。
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa5536670.html
理由としては効率が悪すぎることに加えて、その流した水が凍って綺麗なアイスバーンに
なってしまうこと。

▼塩化カルシウムなどの「融雪剤を撒く」
知識として頭の片隅にあったのが、学校で雪が降る前日だか降った後だかに白いつぶつぶの
粉を撒いていたこと。これ、ホームセンターとかアマゾンとかで買えるようです。

25kgのでっかい袋に入っているタイプが大体2000円から3000円くらい。
これで250平方メートルくらいに撒けるので家の周りは十分何とかなりそう。

ちなみに、この塩化カルシウムが雪を溶かす原理ですが、「凝固点降下」という現象によるもの
のようです。水は0度で凍るというのは有名ですが、水に不純物が混ざることで、この凍る温度が
数度くらい下がるようで、その性質を利用して雪を溶かしているようです。あくまで数度程度しか
下がらないので、雪国のような完全に積もる場所では効果がなく、東京のように時々降るような
地域で有効な手段。塩でも同様の効果があるようです。下記参考記事。
http://www.shio-navi.com/blog/archives/2006/02/post_40.php

▼雪かきをする
先のQ&Aサイトでも雪国出身者が答えていたとおり、重労働ではあっても雪かきが一番
効果的なようです。雪かきの道具に関しては大きく3種類があります。

・シャベル・スコップを使う
一番基本的な方法。既に持っている人が一番多そうな手段ですね。2000円前後が相場。


・スノーダンプを使う
ソリのようにして雪をすくって運ぶことができる道具で、シャベル・スコップよりも大型な分
効率が良い。東京で屋根の雪かきをすることはないだろうから、現実的にはこれが最強かと。
値段は大体4000円くらい。


・電動除雪機を使う
年に数度あるかないかの雪のためにこれを買うかどうかは疑問ですが、30000円前後で
買えるようです。


ということで、ごく普通の結論ですが、都心部での対応としては、事前に融雪剤を撒いておいて
積もったらスノーダンプを使って雪かきをしていくのが最善かと。