2013年4月16日火曜日

ハゲになる原因と治し方を調べてみた

人はなぜハゲるのか、というか男の人はなぜ禿げやすいのかについてあまり知識がないので
調べてみた。

調査の起点として、数多に存在するハゲを治す民間療法を片っ端から見ていくというのも方法の
一つではあるのだろうが、いまいちそれだと信頼性に欠けるので、ハゲに関する薬を出している
ところとか、発毛に関するビジネスを「長期間続けている」ような企業の情報から見ていくのが
良さげな気がするので、そのへんから見ていこうと思う。

薬に関しては服用薬はMSD株式会社が出しているプロペシア、外用薬に関しては第一三共
株式会社が出しているカロヤンで有名なフロジン、大正製薬株式会社が出しているリアップで
有名なミノキシジルあたりが主な薬のようだ。
発毛ビジネスに関してはリーブ21が長年手がけているので、そこを第一優先順位で見て、次点
でアデランスもきっと同じようなことやってそうだからそのへんも見てみるという感じでよさそう。

MSD「AGA-news」
プロペシアの製造販売元のMSD株式会社のハゲに関する情報サイト。
医学的にはハゲのことをAGA(男性ホルモン性の脱毛症を表すandrogenetic alopeciaの略)と
呼ぶようだ。 薬の宣伝をしてはいけないのか、プロペシアを使いましょう的なサイトではなくて、
病院に行きましょう的な間接的なアクションを促すサイトになっている。

第一三共「KAROYAN-SALON」
カロヤンの製造販売元の第一三共が作ったカロヤン販促サイト。

大正製薬「RiUP X5」
リアップの製造販売元の大正製薬が作ったリアップ販促サイト。

リーブ21
1976年から30年以上も発毛専門でやっているリーブ21のサイト。

アデランス「発毛サポートヘアリプロ」
アデランスの発毛をサポートするサービスのページ。ここは発毛専門ではないだけにハゲに
関する情報がそんなに充実している感じでもなさげ。優先順位は低いかも。


リーブ21に関しては発毛システムに関して特許を取っているようだ(特許第2964884号)。
これを見れば彼らが発毛に関してどういうことをやっているのかが分かりそう。
特許の調べ方は「初心者向けに特許の調べ方をまとめてみた」の記事に詳しく書いたが、
下記、特許電子図書館から調べられる。
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/tjbansaku.ipdl?N0000=110

これによると、
・方法
漢方生薬配合の育毛剤を低周波刺激装置で頭皮深部まで浸透させる
その後高周波を当て、細胞を活性化させる
オゾン照射によって、男性型脱毛症の原因の5αデヒドロテストステロンを抑制する

・従来の技術の欠点
育毛剤の頭皮への浸透に関して、自然な浸透に頼っているだけなので、 頭皮深部への
浸透が悪かった

・今回の技術の利点
低周波を使った方法により頭皮深部に薬剤を浸透させることができる

ということで、ここからわかるのは、
・発毛剤、育毛剤は頭皮の深部まで浸透させることが重要
・テストステロンという男性ホルモンを抑制することが発毛に関しては重要
の2点。


AGA-newsの記載やプロペシアの説明から重要な点をまとめると、
・AGAの脱毛部にはジヒドロテストステロン(DHT)が高濃度に見られ、これがAGAの原因物質
・プロペシアはDHTを抑制することで脱毛を抑制する薬。発毛に直接作用しているわけではない