2013年6月24日月曜日
ロイヤルホストの戦略関連記事まとめ
ロイヤルホストの業績が好調らしい。個人的にロイホは他のファミレスに比べて「明らかに」
うまいと思う。最近好調ぶりを取り上げた記事を多く見かけるようになったのでまとめてみようかと。
まずはロイヤルホストホールディングス株式会社の決算資料。
http://www.royal-holdings.co.jp/ir/accounts/settlement.html
直近の2013年1-3月の実績に関しては売上、利益が前年より大きく上回っているようだ。
ロイヤルホストの戦略 客単価引き上げても“復活”できた理由
ポストセブンの記事。2012年12月期の既存店売上高が16年ぶりに前年を超え、2013年1-3月
の実績は売上高、来店客数、客単価のすべてで前年度超えを達成。
ロイヤルホストは2011年から"家庭では作れない味"を目指して客単価を引き上げる戦略に出た。
ここのメインターゲットは経済的にゆとりのある40代女性とのこと。
個人的にこの店はビーフシチューといい、ホタテといい、サラダといい明らかにおいしいと思う。
事業戦略 ~ロイヤルホスト~編
平成21年12月期第2四半期決算説明会の資料。これによるとロイヤルホストのメイン価格帯は
800円台と1400円台の2種類があるとのこと。サイゼリヤが400円前後、デニーズが1000円前後
(どちらもメニューを見た限りの私の推測)と考えるとかなり高く設定しているようだ。
ファミレス不振でも好調な「ロイホ」、新戦略は“カフェ”
日経トレンディの記事。他社が客単価を下げている中、ロイヤルホストは客単価、来客数が上昇
しているとのこと。とくに平日、土曜のディナータイムの客単価が上昇しているとのこと。理由は
セット料理を頼む人が増えているかららしい。 今後の戦略としては「ライス、ドリンク、サラダ」
のセットにとどまらない、質の高い前菜も付けたセットを展開していくとのこと。まぁたしかに
サーモン系の前菜とか、ちゃんとおいしいの出してくれれば前菜食べてもいいかもとは思う。
“おいしさ”追求でロイヤルホストが復活
東洋経済の記事。客単価が2010年と比較すると2012年は100円以上上がり、過去最高の
1170円に達したとのこと。ガスト、サイゼリヤなどと比べると1.5倍の水準と書いてあるので、
ガスト、サイゼリヤの客単価は450円前後ということか。パスタを単品で頼むみたいな使い方
の客が多いということか?サイゼリヤで450円で済ませようとするとそうなるよな。
外食産業は1997年の29兆円をピークに、2011年には23兆円にまで下がり、それに加え、
他社の低価格路線に押されているという状況だったようだ。それを受けて矢崎精二社長が
改革に取り組んだらしい。ロイヤルホストは他社のようにセントラルキッチンで加工した食材を
各店に配送する形式ではなく、厨房にコックがいる方式を採用している。そのためメニュー数を
増やすとコックの習熟が追いつかなくなってしまうため、グランドメニューの改定は年4回から1回
に変え、そのかわりフェアメニューを年4回実施することにしたとのこと。
なるほど、いくつか記事を見ていってなんとなく何やっているのか見えてきた。
あと、前にwikipediaのロイホの説明で「やや高めの値段設定」と記載がされていたのが(この版)、
他の人がそれはあなたの主観です的なことを書いて記載を取り消していたけれど、上記であった
平成21年12月期第2四半期決算説明会の資料から引用すれば記載できるのではないかなと
思う。実際ロイヤルホストの特徴の一つであるその部分を消してしまうのは読み手にとって不便
だと思うし。編集の仕方私は知らないからやらないけど。