新型コロナウイルスの蔓延で株式市場は軒並み大暴落、というのが直近の大きなトピックなわけだけど、暴落時の投資信託の挙動ってどうなっているのか、興味があったので少し調べてみました。
投資信託の値動きってリアルな株式市場の値動きよりも遅れてくるっぽい感じがしていて、2020年3月2日はリアルな株式市場が大暴騰していたので、3月2日時点に大暴落していた昨日の投資信託の値動きが、コロナショックの底値なのかなと思います。
ということで、昨日2020年3月2日時点の投資信託の状況をインデックス型、バランス型、レバレッジ型など、気になるものを一通り、SBI証券のデータから取ってまとめてみました。結果はこんな感じ。
米国インデックスファンド多めで調べていますが、1週間、1ヶ月あたりの数字が暴落時のリアルな数字と言えそう。
米国インデックスファンド系はどれも1週間で16%弱、1ヶ月で11%近く下がっていますね。連動指標がS&P500だろうが、CRSP USだろうが値動きはほぼ同じでファンドによる数字の違いは誤差の範囲という感じ。
全世界系インデックスファンドは米国インデックスファンドよりも気持ち被害が少ない程度。その分6ヶ月や1年のデータを見るとリターンも米国より少なめな印象。
一方、昨年話題になったバランスファンドは株式暴落時の値下がり率の低さが目立ちます。こっちはファンドによってバランスの取り方が違うのでだいぶ数字に差があります。今回の結果ではグロ3(グローバル3倍3分法ファンド)よりUSA360(楽天・米国レバレッジバランス・ファンド)の方が優秀な感じ。
ひふみは国内も世界も常にパフォーマンスが微妙ですが、今回の下落幅に限って言えば、米国インデックスよりは下落が少なかったようです。
米国インデックスでもNASDAQだけは他の指標より下落が少なかったようですね。
レバレッジファンドはいずれもインデックスファンドより下落幅が大きいです。そういう設計になっているので当たり前ですが。
ということで、コロナショックの株式大暴落時の投資信託実績のまとめでした。