新生銀行から「新生ステップアッププログラム改訂のお知らせ」というメールが届いた。
2022年5月1日からステージが増えるよ、というものなんだけど、口座に100万円以上入れて新生ゴールドを維持している利用者にとっては改悪になるので、2022年5月以降も新生ゴールドを維持したい人向けに対処法を書いておきます。
結論から書くと、外貨預金でドルを10万円ちょっと買っておくのが1番手軽です。
おそらくこのページに来ている人は既に「新生ステップアッププログラム」の改訂ページを見た人だと思うので、ステージの説明は軽く済ませますが、改訂後には「新生シルバー」というステージができて、大半の人は現状のままだとこの「新生シルバー」になります。改訂前に「新生ゴールド」だった人は、振込手数料の無料回数が5回から3回に減ってしまうということです。
各ステージの判定条件は上記の通り。見にくいね。非常に見にくいが、ここに書かれているいずれかの条件を満たせばいいということみたいです。1番大きな変化は、お預け入れ総資産の判定が月間ではなく年間になるということです。今までは月ごとに判定して月ごとに変わっていたのが、今後は年ごとに判定して年ごとに変わるということですね。
で、新生ゴールドの人にとって大きな変化は、お預け入れ総資産の平均残高が改訂前の100万円から改訂後は500万円にアップしてしまうということです。ちょっと資金拘束がでかくなりすぎる。
そこで注目したいのが3番目の条件、「お預け入れ総資産100万円以上かつ、当行所定の投資商品10万円以上」という項目です。
当行所定の投資商品って何?に対応しているのが上記の表のBの項目で、外貨預金やら投資信託やらがあります。最初はインデックス型の投資信託でも少し買っておこうかと思ったのですが、投資信託は口座開設が別途必要になるみたいなんですよね。面倒くさい。
ということで、すぐに対応するならドルやらユーロやら外貨預金を10万円分買っておくのが新生ゴールド維持には1番手っ取り早いという結論になるわけです。
ちなみに先程10万円ちょっとドルを買ったところ、200円ちょっと残高が目減りしてましたね。
2021年11月現在の相場は円安に向かっているので、外貨預金の残高は増える方向に行くことが予想されますが、円高になると残高が目減りしてしまうので、10万円より少し多めに入れておく方が良さそうです。
なので、外貨預金の手数料として実質200~300円くらい掛かるけど、10万円ちょっとを外貨に変えておけば新生ゴールドを維持できるよ、ということです。外貨預金は預け入れ総資産の判定にも含まれるので、円預金と外貨預金の合計で100万円以上を維持すればOK。
また、2022年5月からの条件判定は2022年1月~3月の3ヶ月の平均が適用されます。
逆に「新生ゴールド」の維持を諦めて、振込手数料が3回に減っても「新生シルバー」でいいや、という人は改訂により維持が楽になります。
給与振込口座が新生銀行なら、それだけで即「新生シルバー」だし、さっきの外貨預金10万円分持っておく方法を使えば、口座に100万円を維持しておく必要すらありません。
ということで結論をまとめると、
・今まで口座に100万円以上入れて「新生ゴールド」を維持していた人には2022年5月から「新生シルバー」になり振り込み無料が3回になるため改訂は改悪になる
・「新生ゴールド」を維持したいなら外貨預金でドルかユーロを10万円ちょっと買っておくのが1番楽。ただし実測値で手数料が200~300円程度掛かった
・「新生シルバー」に格下げになってもいいなら今までよりも維持は楽。給与振込の口座だったり、外貨預金を10万円分持っていれば、口座に100万円以上維持する必要すらない
となります。 まあ無理してゴールドを維持する必要はないかもしれませんね。今回はゴールドを維持する方向に動いてみましたが。