色々あるので、とりあえず、予算帯によって通学用の自転車と通勤用の自転車に分けて
選び方を書こうと思う。
スピードの出る4万以上のクロスバイクなどを考えている人は「通勤自転車の選び方」を参照。
この記事では予算2万円以下のいわゆるママチャリを想定した、通学自転車の選び方について。
自転車で通学していて感じた、通学用自転車を選ぶ際に見るポイントは、
ライト、カゴ、ギアの3つ。
▼自転車のライトの見るポイント
何年も自転車で通学をしていて、ギアと並んで重視すべきポイントだなと思うのはライト。
なんだかんだで帰るのが夜になる機会というのはときどきあったりするので、ライトが重いと
付けるのが面倒になってくる。安全を考えるなら自動点灯式のハブダイナモタイプを
選ぶのがよい。
自転車のライトは大きく分けて以下の3つ。
・ブロックダイナモ
8000円くらいの自転車に付いている一番安いライト。前輪のタイヤとライトのブロック部分が
こすれた力でダイナモを回してライトを付けるタイプ。自分でライトのオンオフを行わなければ
ならないので、暗くなっても点灯を忘れがちになるのと、重いのでライトをつけるのが面倒に
なりがち。単体の値段は1000円から2000円前後。
・ハブダイナモ
自転車の前輪の中心付近にダイナモを置くことで、小さな抵抗で発電をすることができる
タイプのライト。 常時抵抗があるので少し重くなるのが欠点と言われているが、実際に
ハブダイナモタイプのライトを使っていた私の感想としては、特に重いと感じたことはないです。
自動点灯なので無点火で警察に呼び止められることもないし、おすすめ。あとからの取り付けが
難しいので、ハブダイナモタイプにするなら最初からこのタイプの自転車にする必要がある。
・電池点灯式ライト
自転車のハンドル部分に取り付けるタイプのライトでクロスバイクとか、はじめからライトが
ついていないタイプの自転車はこれを選ぶことになるが、通学用自転車ならブロックダイナモか
ハブダイナモのライトがはじめからついているはずなので参考までに記載。
欠点は、電池式なのでときどき電池交換をしなければならないのが面倒なこと。
ちなみに、最初にブロックダイナモタイプの自転車を買ってしまったら、もう電池式のライトに
する以外にライトを軽くする方法がないのかというと、実はもう一つあるにはある。
・マジ軽ライト
原理としては自転車の前輪の何箇所かに磁石を取り付け、タイヤが回転しているときに、
それらがタイヤを支えるフォークに取り付けた磁石と反発することで電気を起こすという
仕組み。原理的に重くはならないのだが、発電量が少ないのではないかという懸念はある。
私は使ったことがないが、ネットでもライトが暗いという感想があったりという感じ。
一応紹介。在庫が少ないみたいで、オークションのほうが在庫がありそう。
楽天「マジ軽ライト」で検索
ヤフオク「マジ軽ライト」で検索
まあ、結論としては自転車のライトは前輪の中心部分で発電をするハブダイナモタイプが
便利でおすすめ。
▼自転車のかごの見るポイント
これは詳しく説明するほどのことでもないのだけど、かごの広い自転車を選んだときに
すごく便利だなと実感したので記載。基本的に広いものを選ぶと、部活のカバンなども
余裕のある形で収納できるので便利だと思う。自転車を選ぶ際にはかごの大きさも
意識したほうがいいと思う。
▼自転車のギアの見るポイント
ある程度長い距離を自転車で走る場合、どこかしら坂道があるはずなので、ギアに関しても
ついていると坂道を楽に走れて便利。ギアというのは一言でいうと、たくさん回さなければ
進まないようにするかわりに、一回のこぐ力は軽くて済むようにする仕組みで、これを使うと
坂道でも立ち漕ぎをしないで済むという代物。
実はギアには2種類あって、外装式と内装式がある。このへん↓の説明が詳しい。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1138641321
・外装ギア
前輪や後輪のハブの部分に、見える形で歯車が多段構成になっているタイプで、
クロスバイクやロードレーサーなど、スピードが出るタイプの自転車ではこちらが主流。
長所はギアの段数を増やしやすいことで、欠点は止まったままでギアの変更ができないこと。
・内装ギア
後輪のハブの部分に、見えない形でギアの調整機構を持っているタイプで、仕組みが、
外装ギアのように使う歯車を変えていくような単純なものではなく、「遊星歯車機構」という
ちょっと複雑な仕組みのギア。リンク先のwikipediaの説明読んでみてもよくわからなかった(笑)
仕組みは複雑でも使うのにはめちゃくちゃ便利で、止まっていてもギアの変更ができるので、
何も考えずに使えて楽だと思う。ママチャリだと3段ギアのタイプのものが多いはず。
内装式の欠点はギアの段数をたくさん増やせないことというのがよくある見解ではあるが、
通学自転車に関しては気にする部分ではないと思う。なぜならママチャリはそもそもスピードが
出るような仕様になっていないので、外装ギアを選ぼうが内装ギアを選ぼうが、速度は
あまり変わらないからだ。
結論としては、通学自転車でギアを選ぶなら止まっていてもギアの変更ができる内装ギアが
おすすめ。スピードが出したくてギアが欲しいという人はクロスバイクなどをおすすめする。
詳しくは、別途「通勤自転車の選び方の記事」で述べるが、 一言で言うと、ママチャリは
ギア付きのものでもギア比が小さくて、1回こぐだけで後輪が何回転もするような「重いギア」が
用意されていないのだ。
ネット上でパッと探して条件を満たしてそうなのは、例えば下記のような自転車とか。
内装3段ギアのハブダイナモライトのものが見つからなかったので、外装6段ギアのハブダイナモ
タイプで。