2013年4月30日火曜日

元ケンタッキー従業員が教える役立つかも知れない知識

ケンタッキーは昔から好きで、好きすぎて学生時代にバイトまでしたことがあるのだが、
一度勤めたことがあると当たり前だと思っていた事が、意外と知られていないようだった
ので、知っている範囲でいくつか役立ちそうなことをまとめてみる。

■肉の部位について
冒頭の画像で載せたとおり、チキンは全部で5種類ある。脂っこいのが好きな私の好み順に
書いてみると、

・サイ
鶏のモモの部分で一番大きくて脂身も多い。
・ドラム
鶏の脚の部分。一番持ちやすくて量もそこそこ。
・リブ
鶏のアバラの部分。大きさがサイに近いので間違えやすいが、アバラの骨の部分が多いので
それで見分けがつく。サイと比べると脂身が少ないし、大きさの割に骨が多く、ちょっと食べにくい
が量はそこそこある。
・ウイング
鶏の手羽先の部分。ケンタッキーの5つの部位の中では一番量が少ない
・キール
鶏の胸の部分。他の部位が一羽の鶏から2箇所づつ取れるのに対して、キールは1箇所しか
取れないので、レアな部位になる。パサパサしているので脂っこいのが好きな人にとっては
一番おいしくない部位。10個パックとか大量に買ったときに食べたことがある人が多いと思う。

という感じ。これだけ見るとサイだけ頼みたいという人が多いと思うが、ケンタッキーはセット販売
なので、サイだけを頼むことはそもそもできない。サイだけを頼むことはそもそもできない。
断られます。基本的にはサイとウイングのセットか、ドラムとリブのセットになるので、サイを
入れたい場合はサイとウイングのセットをくださいと頼んでみるとよい。


■ケンタッキーフライドチキンのレシピについて
私もバイトとしてケンタッキーに入ったときには、てっきりレシピを習得できるものかと思って
いたのだけど(笑)、残念ながらケンタッキーのレシピは店長ですら知りません。
どの階級の人から知っているのかはわからないが、まぁコカコーラのレシピ並みの秘密事項
だろうし、かなり上の人しか知らないのではないだろうかとの予想。

じゃあ店舗ではどうやって作っているのかというと、本部から送られてくる袋詰になった魔法の
粉があって、鶏肉をそれにつけてから専用の釜で揚げている。もちろん、その粉の袋には
原材料名は何も書かれていない。これはカーネルクリスピーも同様、原材料が何も書かれて
いない粉を付けて調理をしている。クリスピーの方は専用の釜ではなく、キッチンにある鍋で
揚げている。


■ケンタッキーに食事補助とかはあるのか?
これは全部の店がどうなっているのかはわからないけれど、私がいた店では特にそういうのは
なかったな。一般の客と同じように同じ値段で買っていた。あとこれも他のファーストフード店
含めて常識だとは思うが、期限切れの商品は廃棄され、従業員が食べることはできません。
それを許してしまうと、多めに作って廃棄狙いなんてことにもなりかねないので。


■ケンタッキーの食べ放題をやっている店
昔は東京では東村山の久米川店がやっていたのだけど(このへんの記事参照)、いつの間にか
やめてしまったみたいで今はやっているところはないはず。でもまぁケンタッキーは3個食べれば
十分でしょ?4つ以上はちょっと自分は美味しく食べられない(笑)


ということで、知っていることはひと通りまとめてみたけど、全部中の人にとっては常識的なこと
なので、特に目新しい情報でもないのだが、役に立つ人がいればということでまとめてみました。

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中野 明
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