ボジョレー・ヌーボーと言えば、あの毎年10年に1度とか100年に1度とか言っている
例のコピペが有名だけど、
ボジョレー・ヌーボーのコピペが更新された模様
どうもいろいろ調べていたら、ソムリエの方いわく、ヴィンテージ・チャートという年度による
業界的な点数評価が存在するらしい。
ボジョレー・ヌーボー「◯年に一度のデキ」が何度も言われる理由 ソムリエに聞く
上の記事の中で言われているヴィンテージ・チャート、探してみたらこれみたい。
https://www.erobertparker.com/info/VintageChart.pdf
コピペに合わせて95年からのボジョレー・ヌーボーのヴィンテージ・チャートを抜き出してみると、
95年:87C
96年:82C
97年:87C
98年:84C
99年:89R
00年:91R
01年:75C
02年:86C
03年:93R
04年:81C
05年:95R
06年:89R
07年:85R
08年:86R
09年:97R
10年:88R
11年:89R
とのこと。
レーティングについては
95~100:類まれな品質
90~95:傑出している
80~89:平均より上
70~79:平均的
60~69:平均以下
~59:最悪の出来
成熟度に関しては
C:古すぎるかも
E:早熟だが問題ない
NV:公表されていない
I:イレギュラー(Irregular,even among the best winesと原文に書かれているが意味が取れなかった)
NT:レーティングできるほど十分にテイストされていない
R:飲み頃
T:まだ渋みがあり若い、成熟が遅い
とのこと。
結論として、ヴィンテージ・チャートをベースにボジョレー・ヌーボーの年度による順位をつけ、
ついでにあのコピーを併記してみると、これが正解ということになるみたい。
1位 09年:97R「過去50年でも素晴らしい出来」
2位 05年:95R「ここ数年で最高」
3位 03年:93R「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
4位 00年:91R「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
5位 11年:89R「近年の当たり年である2009年に匹敵する出来」
5位 06年:89R「昨年同様良い出来栄え」
5位 99年:89R「品質は昨年より良い」
こうしてみるとどの年のコピーが大げさだったか一目瞭然ね。とりあえず2009年と2005年は
本当に当たり年だったということみたい。