2015年12月6日日曜日

【皮革製品比較】キプリスとの比較でわかった大峡製鞄の圧倒的頑丈さ

ランドセルの作り方動画を観たことをきっかけにランドセル工房は足立区に多いという記事
書いていたら、大峡製鞄(おおばせいほう)の話題にまでなってしまったので、この機会に
大峡製鞄の製品の特徴を使用者目線でまとめておこうかなと。

ひとことで言うと値段も高いけどものすごく頑丈で丈夫。そして皮革製品は年数を経た時に
その差がわかるかと。今回は私が実際に使っているコードバンの財布の事例を使って、
キプリス(CYPRIS)のものと大峡製鞄のものを比較してみようかと思う。


まずはキプリスの財布から。私自身皮革製品ブランドに関してはあまり詳しくないのだけど、
この財布は伊勢丹本店で大きく面積を取って展開していたものだから、決して悪いものでは
ないのだと思う。数年使った状態で撮影したものが下記。
ご覧のとおり、コードバンは丈夫で、かなり使い込んでも表面に関しては剥がれほころびはない。
ただ、中の方を見ていくと、コードバンを使っていない作りの甘い部分があって、そこから
剥がれが生じているのがわかるかと。お札を入れる中敷きの部分も人工素材を使っている
ことが見て取れるだろう。この部分も強度が弱いので、年数を経れば破ける可能性がある。



一方の大峡製鞄製のコードバン財布。まだ1年半くらいなのでもうちょっと使ってから撮った
方がよかったのだけど、記事を書いたこのタイミングの状態のものを載せておく。
表面に関しては同じく剥がれなどはなし。キプリスと比較すると大峡製鞄の財布は堅めで、
全部開いてのっぺり地面に置くことができない。そこは好みが分かれる部分になると思うが、
丈夫に作るという明確な方針があることは使っていてよくわかる。

で、差がでるのは中の部分。キプリスのものとは異なり、コードバン財布に関しては、
全部の部分をコードバンで作っている。耐久性を損ねる人工素材の類を一切使っていない。
だから、未だに全くほころびや剥がれが出る気配は感じられない。


ということで、私が実際に使っている財布の事例で皮革製品の差というものが、
どういった部分で生じるのかをご理解いただけたのではないかと思う。

ランドセルなどに関しても、耐久性の差というのは確実にあって、
私自身、牛革のランドセルを6年持たずに壊してしまったという苦い思い出がある(笑)。

デザインは好みがあるのでさておいても、大峡製鞄に関しては、長く使う前提の革製品を
選ぶ場合には、有力選択肢になるのではないかなと私は思う。

大峡製鞄、今楽天を見てみたら、中古品しか取り扱いがなかったな。
楽天で「大峡製鞄」を検索

なので店舗に行ける人は店舗で探すのがベターかと。日本橋や銀座の三越にそこそこ
在庫があったはず。あとは北千住からちょっと歩いたところに大峡製鞄の本社と
ショールームもある。ただ、事前連絡必須なので面倒ではある。
ショウルーム「トゥディ」|ランドセル・鞄・革財布の大峽製鞄(おおばせいほう)